世田谷区立 桜丘小学校 3年
 小刀の使い方

 講師:松本 和茂(物手作りの会)
3月10日 1、2時間目
世田谷区立 桜丘小学校 3年1、2、4組教室
2月10日に行なわせていただいた、3−3の小刀の使い方と笛作りに続き、3年生の他のクラスにも小刀の使い方を...と言う事で実現しました。刃物は物作りに取って基本となる道具、小さな時から体験させてあげるのはとても良い事だと思います。

本日のカリキュラム


刃物は危ないと言われますが、刃物は一人で動く事はありません。刃物が危ないのは使う人の問題です。

 道具の基本的な使い方や保守なども、私どもの体験教室でも取り上げたと思います。その他ご意見ご要望などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

ご父兄の方々へ
 私たちは物作りに興味を持つ子供たちを大切に見守たいと思っています。現在では道具を買い与える事は簡単です。しかし安易に道具を買い与える事は、子供達の創造力を疎外してしまう場合もあります。無いから工夫が生まれるわけで、どう与えるかを真剣に考える事が必要だと思います。
小刀の使い方

まず直接刃に触れて、切れ味を確かめると共に、きちんと扱えば刃物は恐くない事を覚えます。
小刀を使う時のポイント
 ・刃の前に指などを出さない

 ・小刀を持つ手は角度を調節

 ・材料を持つ手の親指で刃物をおす。

 ・材料から刃物がはずれた時の事も考えて...
小刀などは良く切れるほうが安全といわれますが、これは切る時に無理な力などを入れなくてすみ、思い道理に作業がおこなえる事によります。つぎに小刀の持ち方、材料の持ち方、小刀の動かし方の説明を聞き、いよいよわりばしを使って実際に削って練習します。
わりばしを削って、真剣に練習中
わりばしがうまく削れるようになったら、最後にエンピツを削ってみました。
1・2時間目で3つのクラスで体験を行なったので、各クラス20分程度の短い体験になってしまいましたが、今の子供達は刃物に触れる機会がほとんど無いと思いますので、有意義な体験になってくれればとおもいます。
物を作る...などの場合、思い通りに切ると言う事はとても大切な事です。そこで活躍するのが刃物です。刃物は扱い方さえきちんとしていれば、とても頼もしい見方、刃物を見方にして物作りを楽しんでください。

物!手作りの会 松本
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